高木(たかぎ)は森丘美術大学の彫刻学科卒業後、教授のアシスタントなどを掛け持ちしつつ自分の創作を続けていた。
彫刻家としての滑り出しは順調で、作品創りのパートナーでもある恋人のミハイルとの関係も良好。
満ち足りた毎日を過ごしていたのだが、ある時期を境に焦りを感じるようになっていく。
その一方で、ミハイルに新たな仕事のオファーが舞い込み…。
想いあう気持ちは同じはずなのに、2人の気持ちは次第にすれ違って──。
悩み多き真面目な彫刻家×一途で麗しいヌードモデルの愛おしく眩いラブストーリー。
前作『カラー・コレクション』から続く、芸術の世界で繰り広げられる色鮮やかな恋愛模様も収録。