殺された黒岩の元妻・真理の残留思念に激しく反応した朝子は、その後、夢の中でも真理の記憶を追体験していた。
残留思念を切り離すには、他者が朝子の体に触れることが必要であるため、黒岩は、朝子に自分との同居を命じる。
食卓を共にし、同じベッドで眠り、多くの時間を二人で過ごすうちに、黒岩の中に、朝子に対しての特別な感情が芽生え始める。
朝子が自分に向ける照れたような表情に、不器用だがひたむきで誠実な人柄に、いつの間にか黒岩は心を動かされていたのだった。
一方、真理殺人事件の捜査線上には、意外な人物が浮かび上がり──。
冷静沈着な敏腕刑事×特殊能力を持つ新米刑事の耽美的警察BL、堂々完結!