関東の小さなヤクザ・猪名寺組に売られた少年・燕。 暴れる燕を構成員の砂塚が力ずくで押さえつけたことで、お互いの第一印象は最悪に。 にもかかわらず、組長から下された命令は── 『燕が砂塚のお世話をすること』!? そこから始まった燕からの怒涛の世話焼きに初めこそ嫌気が差していた砂塚も、 燕が見せる子供らしい素直さや孤独な横顔に、次第に心を寄せ始め……。 犬猿の二人が”家族”になるまでの、ハートフルストーリー。