訳あって一年留年している高校二年生の和泉は、唯一の友達でクラスメイトの陸のことを好きになってしまう。
「ただの男友達」としてでも傍にいたい和泉は、自分の気持ちをひた隠しにし、今の関係を維持することを選んでいた。
しかし、あることがきっかけで、和泉がゲイであることを陸に知られてしまう。
和泉は「気持ち悪いと思っただろ」と陸に吐き捨てるが、陸は頑として否定し、更にそれを“証明するため”に、キスをしてきて……。
「……和泉、オレのこと好きなの?」
「だったらどうなんだよ」
「そしたら、オレら付き合おっか」
「……え?」