イメージフラワー:ユスラウメ
『山犬』という妖怪の話が語り継がれる村、大犬村。唯一の身寄りである母親を亡くした廉太郎は、大学の夏休みを利用してかつて子どもの頃に住んでいたその村を訪れることに。彼は幼い頃、その村で過ごした記憶がなぜかおぼろげで、自分の過去を探りにきたのだ。かなりの山奥にあるその村からトラックで迎えに来てくれたのは志狼という青年だった。彼はどこか人間離れした不思議な雰囲気を持っていて――?『さつき待つ』のマサまさるが描く、少し不思議な再会ラブストーリー。