少年時代キッズモデルをしていたキールは数年後、
〝ある目的〟を果たすため、天文学者の花川誠治の元を訪れる。
彼は、あらゆる理由で〝支援〟を求める少年たちに大金を渡す〝ダディ〟だった。
しかも、「女装した少年に抱かれるのが大好き」という性癖の持ち主。
キールは金のためと腹をくくり、女装姿で誠治を抱く日々を送っていたが、
いつしか誠治のことを、一人の人間として愛しく思い始める。
「他の男なんかいらねえじゃん 俺とずっと一緒にいよう」
キールの言葉に、誠治は微笑むが……。
美しく強い『青年』と、『少年』しか愛せなくなった臆病な男。
追い、追われを繰り返す二人が選び取る未来とは?